杉並の農地を守りたい!

昨年4月に全面オープンした23区初の農福連携農園「すぎのこ農園」に桜の木が植樹されました。陽光桜といって、日本原産の濃いピンクの花を咲かせる桜で環境適応能力が強い品種だそうです。花をつけるまでには数年かかりそうですが、「すぎのこ農園」のシンボルとして元気に育ってほしいです。

この日に合わせて開催された“すぎのこマルシェ”では、区内農家が栽培した新鮮な野菜や花、障がい者施設の利用者さんによる手作り雑貨やパン、クッキーなどが販売され、たくさんの地域の方々で賑わっていました。この“すぎのこマルシェ”は通常、毎月第2土曜日に開催されていて、すっかり地域に定着した感じです。

団体農園区画では障がい者施設や保育園等が栽培する野菜が元気に並んでいました。

杉並の農地(生産緑地)が守られ、環境・福祉・コミュニティ・防災などの多面的機能が発揮された拠点に育っていることをうれしく思いました。

私も数年前から体験農園の一画をお借りしていますが、農地の保全に一役買っているという思いで野菜づくりに励んでいます。土に触れ、収穫の楽しさを体験したい区民はたくさんいらっしゃると思います。体験農園は区民農園とは違って、一貫した管理がされており、農地を保全するとても良いしくみです。現在、区内にある体験農園は2か所。杉並の南側には「成田西ふれあい農業公園」があり、ここでも農業講座が開かれ、区民が農業体験をしています。農業公園や農福連携農園、体験農園など、様々な形で「農あるまちづくり」を発信していきたいと思います。そのために、もっと体験農園が増えたらいいなと。都市農業を所管する産業振興センターがんばれ!!

車いすでも収穫ができます

2022.11.19植樹式

さつまいものツルで作ったリース@団体農園区画