今年もよろしく「ほっとスペースすてっぷ&すきっぷ」です

新年あけましておめでとうございます。

コロナウイルス感染者が日本で最初に確認されてから2年が経とうとしています。日常生活も社会活動も様々な制約を受けながら、新たなライフスタイルへと模索が迫られました。外に出かける、人と会っておしゃべりする、そんな当たり前の毎日がままならなくなり、家に閉じこもりがちになった方々の様子が心配です。

そんな中、昨年4月に地域の方々が集い、交流し、時にはアウトリーチ支援をしていくしくみの立ち上げに参加し、その運営や高齢者などの日常生活を支えるお互い様のたすけあいの活動に関わらせていただいています。介護保険や子育て支援などの公的な制度ではカバーしきれない数々のちょっとした困りごとの多さを実感しています。その方の自立を奪うことなく、寄り添いながら支えることの大切さを学ぶ日々。私自身もそろそろ高齢者の領域に。他人ごとではなく、今から高齢期をどう過ごしたいか、地域の中でどのように関係性を広げていきたいかを考えながら活動に参加しています。

数年前、日常的に連携している団体の集まりで策定した「市民版地域福祉計画」は市民がつくった地域福祉計画で、住み慣れた地域で安心して、その人らしく暮らし続けられるために必要な機能は何か、公的・私的あらゆる地域の資源をネットワークし、必要な人に必要な機能を届けるしくみが必要だねと議論したものです。

その実践の一つとして、上で述べた昨年から始めた事業「ほっとスペース・すてっぷ&すきっぷ」。西武新宿線上井草駅から1分の場所に拠点を構え、子育て世代から高齢者、生きづらさを抱える方々などの交差点のような場所になっています。地域の人とひと、人と様々な情報や機能をつなぎ、ここに来たら不安が消える、そんな場所にしていきたいと、今年もすすめて行きたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

元旦の片瀬海岸にて