届いた区民の声「ゼロカーボンシティ宣言」の陳情を採択! ~都市環境委員会にて

先日終了した第4回定例議会で、私が所属する都市環境委員会には杉並区にゼロカーボンシティ宣言などを求める陳情が2本付託されていましたが、陳情者からの働きかけもあり、その審査が11月24日の委員会で行われました。

当日、陳情者による補足説明と質疑も行われました。補足説明者のひとりである20代前半の若者は昨今の温暖化による地球環境の悪化に対し、自分たちの将来に危機感をもっていること、区民の共通の危機意識にしていくために、区が「ゼロカーボンシティ宣言」を表明することが必要だと切々と訴えました。

また、もうお一方は、同世代の子を持つ親の立場から、若い方には勉強したり旅をしたり、青春を謳歌してほしく、未来を案じて活動するなんてことはしてほしくはないと。同じ親として、とても共感できるお話でした。気候対策を怠れば、健康被害や水害、食料危機、貧困格差拡大、自殺者増加などの負の連鎖が起こるのだから、今すぐ行動することが必要だと。

そのためのスタートの合図として区が「ゼロカーボンシティ宣言」をすべきだと訴え、お二人の言葉はその場にいた議員や理事者に届いたはずです。全会派一致で採択がされ、12月3日の本会議でも最終的に採択が決定しました。

今後はどのような形で「ゼロカーボンシティ宣言」をし、そのためのロードマップを示せるか。現在、策定が進められている地球温暖化対策実行計画や環境基本計画の改定の中身を注視していきたいと思います。