明けましておめでとうございます

新年が明けました。これまでの暮らしを見直し、行動する年にしていきたいと、改めて気持ちを強く持ちたいと思います。

年が変わっても、コロナがリセットされるわけではなく、依然と不安な日々が続いています。これまでも社会の中に課題として潜在していた高齢者介護や子どもの貧困、非正規雇用などなど、このコロナ禍で社会的に弱い方々の危機的な状況が浮き彫りとなりました。家に籠りがちになった高齢者の身体能力や認知機能低下が顕著で、介護が必要となる高齢者が今後これまで以上に増えていくという懸念が介護現場で広がっています。家族介護者などのケアラーのおかれている状況にも目を向けていきたいことです。家に家族が一緒にいる時間が増えたことでDVや子どもの虐待が増えていることも深刻です。子どもからの電話相談件数も増加しています。さらに、自殺者、特に女性の割合の増加が気がかりです。人との接触を極力減らすことが是とされるコロナ禍にあっても、つながりを保ち、孤立化させないことがとても重要です。

また、地球温暖化による気候危機、プラごみによる海洋汚染などの環境問題も深刻です。コロナ禍ではテイクアウトやさらなる個包装化でプラごみ増加に拍車をかけています。

昨年行ったプラごみ問題の勉強会では、諸外国の取組みに比べ、いかに日本の対策が遅れているかということを学びました。日本人一人当たりのプラごみの量は米国に続き世界第2位。手軽に買える自動販売機のペットボトル飲料ですが、その自動販売機数はなんと50人に1台の日本。リサイクルしているつもりのペットボトルは年間約34億本がリサイクルされていない現実。そのうちの4000万本以上が散乱ごみとなり、川を通って海に入り、マイクロプラスチックとなって海洋汚染を引き起こしています。2050年には海の魚よりプラスチックの量の方が多くなると言われています。

気候危機も私たちの命にもかかわる重大な問題です。昨年の夏の厳しい暑さからも実感された方も多いはず。シベリアが38℃を記録したという信じられないニュースもありました。最近5年間が観測史上一番暑く、それもスピードをあげています。2015年に世界で合意されたパリ協定は「今世紀末までに産業革命前からの気温上昇を2℃に抑える、できれば1.5度未満にするよう努力する」ということを目標にしました。しかし、すでに1℃上昇。1℃上がっただけで、豪雨、巨大台風、山火事、熱波、酷暑と世界各地で起こっており、そのニュースも珍しくなくなりました。日本国内でも、このところ毎年のように台風や豪雨での被害が頻発しています。決して他人事ではありません。暑かったり寒かったりが極端な現象は確実に地球環境が誤作動し始めている現れだと感じています。菅首相が表明した「2050年までに温室効果ガスの排出ゼロ」。その達成には、人間がコントロールできない原発ではなく、省エネと再生可能エネルギーへの政策転換が必要であり急務です。

この地球環境の変化と決して無関係ではないと思える新型コロナウイルスが、私たち人類に警告を発しているのだと思えてなりません。でも、課題ばかりを嘆いていても仕方ありません。子どもや孫たちに安全な地球を引き継いでいくために、2021年は地球環境に良いことを一つずつ実践していく年にしていきましょう。

今年もよろしくお願いいたします。