政治は生活を良くする道具!「あなたの公‐差‐転」との出会い

開場からの質問に答える。右は市来ともこ区議 4/30

4月30日はかねてよりお声かけいただいていた「政治家と区民をつなぐ、対話の場」に参加してきました。「あなたの公‐差‐転」という団体の主催です。善福寺4丁目の拠点や地域の施設で毎週日曜日、対話を通した様々な企画を行っています。その一つとして今回の企画があり、杉並区議会議員5名が参加しました。市民の参加は20人弱ぐらいでしたでしょうか。区議会議員と市民がフラットにお互いを理解し合うという場は新鮮でした。最初は何を聞かれるのかと身構えてしまいましたが、進行役の方の具体的な投げかけによって上手く導いていただいたように思います。自己紹介から始まり、取り組んできた課題や今後すすめていきたい政策などをお話できたことは良かったと思います。

今日、お話しそびれてしまったことがありました。

今回のタイトルにもなっていた「政治家と区民をつなぐ…」「政治家」という言葉に私的には抵抗がありました。生活者ネットワークは議員を特権化・職業化しないために同じ人が長くやらないことをルールにしています。私も「政治」をやるけど「政治家」にはならないと自分に言いきかせています。普通のおばさんがやることに意味があるとも思っています。また「政治家」と言った途端にお任せの構図が生まれてしまう気もします。区民の声を議会の中で代弁する役割を発揮するためには今日のような区民との対話は欠かせないと改めて感じました。

生活者ネットワークは生協運動から生み出されました。同様に市民事業によって生活課題を解決するために生み出された団体(運動グループ)とは日常的に対話を重ねていますが、実は運動グループの枠組みを超えた区民との対話が不足していると考えていたため、今日のような機会はとてもありがたかったです。

政治は生活を良くする道具です。常に市民目線に立った取組みを前提としつつ、市民の中にもある背反する考えをどう調整していくのか、市民自らが考え判断できる情報がきちんと公開され提供されることも重要です。市民自治を広げるために議員という役割を発揮するには…やはり生活者の課題を知ることからしか始まらないと思っています。