外環の2は必要ない!

区議会第4回定例会で一般質問しました 11/19

外環本線が地上部高架の設計でその真下に通る街路として計画された外環の2ですが、本線が地下化になった時点で本来は廃止になるべき道路だったのではないでしょうか。しかし、なぜかそのまま計画が残っていて、その外環の2の必要性を巡って東京都主催の「話し合いの会」で都と反対する住民との間で攻防が繰り広げられています。

 本線が大深度地下道になったのは地域環境の保全やまちづくりの観点からという理由であったはずで、道路建設が難しいという判断だったと理解しますが、それなのになぜまた、道路建設をするのか矛盾しています。また、善福寺地域の住民が都市計画提案制度に則って計画変更の提案を何年もかけてまとめ、規定以上の地権者の同意も得て東京都に提出したにもかかわらず、十分な検証もせずに却下した東京都の扱いは不当と言わざるを得ません。

 生活者ネットワークは外環の2には反対の立場で地域住民とともにこれまでも活動をしてきており、私も前任の小松久子、市橋綾子から引き継ぎ、この問題に取り組んでいます。「話し合いの会」も傍聴していますが、住民が行った都市計画提案に対する東京都の見解がきちんと説明されないことや住民の不安や疑問に対して誠意ある対応ができない東京都の姿勢は大いに問題で、道路交通特別委員会でもそのことは毎回取り上げています。

 道路建設に賛成の立場の住民もいますが、お互いの意見を交わして良い方向を見出すという会議運営にはなっていません。のらりくらりとしている東京都の対応には抗議の声をあげたいと思います。また、長い年月をかけて作られてきた近隣住民の関係性やコミュニティを壊すような道路づくりは止めなければなりません。区は住民の立場に立ってもっと積極的に東京都に意見を表明していってほしいものです。