2016年 年頭に みんなで生み出そう!幸せの循環

          江の島の夕日  2016.1/1

元旦の朝日新聞で「ほめて認めてハッピーに 幸せのカルタ①」の記事を興味深く読みました。「ほめ達」という言葉を私は初めて聞きましたが、「ほめる達人」のこと。そういう職業があるというのもいまどきらしいと思います。

 一般社団法人「日本ほめる達人協会」の理事長の西村貴好さんのことが取り上げられていますが、始まりは飲食店や美容院、車のディーラーなどからの依頼で客を装って接客態度などを調べる覆面調査です。良い点の5倍のダメ出しを並べた報告書に行き詰まりを感じ、よいところに焦点を当てるように「ほめる覆面調査」に転換したというのです。良い点を中心に悪い点はすぐに改善が出来そうな1,2点に絞った報告書にしたところ、アルバイト店員が育ち、店の売り上げアップなどの業績アップの事例が続いたということです。

 子育ても、組織のマネージメントも「ほめて育てよ」が良いとは思っていても、なかなか実行できないというのも常。自分の気持ちに余裕がないと、相手の良いところを見つけることも感じることもできません。しかし、どんな短所も裏返せば長所になり、それが魔法のことばになると西村さんは言っています。ほめられて悪い気がする人はいませんよね。

 数年前にカナダの子育て家庭支援プログラムの「ノーバディズ パーフェクト」のセッションをした際に、6回連続の講座の最終回に参加者10名がそれぞれの良いところを言い合うという「賞賛のシャワー」をやったことを思い出しました。たった6回だったけれど、同じ時間や話題を共有して築いた信頼関係があるメンバーからたくさんの賞賛の言葉が出されたことも素晴らしかったのですが、賞賛のシャワーを浴びた人の表情がどんどん輝いていくのがとても印象的でした。

 毎日悩みながら、失敗しながら子育てしているけど、人からほめられることなんてないから、照れ臭いけどすごくうれしい!と。否定的な言葉や人をけなす言葉は周りも不愉快にしてしまいます。逆に、ほめ言葉や前向きな言葉は人を力づけ、良循環を生み出します。

 いじめや差別、格差が止まない今だから改めて思います。学校で、職場で、地域活動でお互いを思いやる、存在を認め合う、そんな関係性が築けるあったかい社会にして幸せの良循環を生み出していきたいと。

 皆様にとって幸多き一年となりますように。本年もよろしくお願いいたします。