2024年頭に寄せて
新年あけましておめでとうございます。
しかし、元旦夕方に石川県能登地方で起きた大地震発生の報道を受け、コロナ禍を抜けて4年ぶりに思い切り楽しめるお正月気分を台無しにするでき事としてとてもショックな年明けとなってしまいました。津波の報道が頻繁に流れ、余震も続く中、寒い中の避難生活が心配です。徐々に被害の状況も伝わってきて、一日も早く日常に戻れることを祈るばかりです。被害にあわれた方にお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。改めて、災害への備えについて点検をしなければと思います。
さて、昨年も色々とありましたが、やはり区議会議員選挙をお陰様で無事に乗り越え、2議席を守ることができたことは大きな出来事でした。区議会の構成は岸本区長効果もあってか、一気に女性の割合が半分を超え、現職12人が落選、変わって15人の新人議員となり、議会の景色もガラリと変わりました。40数年前より、私たち生活者ネットワークは生活実感を伴った議員を増やすためには、やはり女性の割合を上げてバランスのとれた議会を目指してきましたが、それが達成された今、これまで以上に区民の暮らしに寄り添った、当事者主権が活かされる区政運営をしていかなければならないと考えています。
そして、ウクライナとロシア、ハマスとイスラエルの終わりの見えない争いごとには、多くの人が胸を痛めていると思います。犠牲者の多くが立場の弱い子どもや女性だという報道を胸がつぶれる思いで聞いています。戦争は人々の自由と生きる尊厳を奪い、最大の人権侵害であり、環境破壊です。本当に愚かな行為としか思えない戦争をどうしたらやめさせることができるのか。子どもたちが犠牲になる姿はもうこれ以上見たくありません。平和憲法を持つ日本は人道的視点から即時停戦に向けた働きかけをすべきです。
気候危機問題、地震災害、平和、少子高齢化、エネルギー価格・物価高騰・・・私たちの暮らしを取り巻く課題は山積です。体たらくな国政には期待できない今、暮らしに一番身近な区政の機能を強めていくことが必要です。岸本区長が大事にしている対話と情報公開と参画は生活者ネットワークがずっと標榜してきた中心軸です。区民目線も色々、だから対話が大事。課題を共有し、できることを議論し合い、着地点を見出していく、そのプロセスを大切にする区政運営に力を注いでいきたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします。