児童館から子ども・子育てプラザ善福寺へ

善福寺児童館だった建物は子ども・子育てプラザに生まれ変わり、9月12日オープンを前にその内覧会がありました。

子ども・子育プラザは主に妊娠期から乳幼児期の親子が気軽に過ごせる場所として、区内に6か所(和泉・天沼・成田西・下井草・高円寺・善福寺)になりました。

リフォームされた館内はクリーム色を基調に明るい感じに。

善福寺児童館は私の子育て期を支え、仲間との出会いをつくってくれた思い出の場所だったと以前にもブログに書きました。35年前の話です。そして今、歩く前の赤ちゃん専用のベビールーム、歩きだしたらキッズルームやプレイホール、飲食可能なラウンジ(今はコロナで飲食不可)、他にもクラフトルームや乳幼児の一時預かり(6名定員)など、限られたスペースに上手にゾーニングされていました。そして、木のおもちゃや絵本も沢山用意され、ラウンジには子育て情報が得られるコーナーもあって、恵まれた環境がうらやましくも思ったり。

そして、特にうれしかったのは、3階に小中高生が利用できるマルチルームがつくられ、中高生委員会が行った地元荻中生のアンケートの声をきちんと吸い上げ、彼女彼らの自主性を尊重してくれたこと。壁や扉の色からソファ、テーブルやいすのデザイン、キッチンも中高生自らが選び、テーブルの上には消しゴムカスのクリーナー、手回し式のスマホ充電器など、大人の発想では出てこなかったものなんですと嬉しそうに語る館長の姿が印象的でした。

この善福寺児童館の再編には当初、反発もあって大変でしたが、子どもの育ちを応援する沢山の地域の大人たちや子どもたち自身がかかわり、お互いが納得できるものになったのではと感じています。それぞれにとって、生きた場所になっていくことを願っています。