障がいがある人もない人も一緒に楽しむコンサート
20日の午後、高齢者のデイサービスの施設を使った“ももふらっと”という障がい者と地域の方々の交流企画に参加しました。たくさんの方が来場されて、障がい者もそのご家族も、そして地域の参加者も皆、楽しそうに過ごされているのが印象的でした。
一部は自閉症のミュージシャンによる演奏とその歩みを披露。演奏は「ノブタク」(ノブくんとタクくん)というヴァイオリン・フルート・ピアノデユオグループです。ノブママのピアノ伴奏にのってヴァイオリンとフルートの演奏に思わずこちらもウキウキしてきます。
彼らは海外のコンテストでも数々の受賞をしている腕前です。自閉症という障がいについてもタクママがとても明るく紹介してくださり、彼らは病気というより豊かな個性の持ち主だと思えたのは私だけではないと思います。音楽の才能を見抜き、それを伸ばしてこられた親御さんのパワーにも感銘を受けました。
二部では参加者みんなで色々な歌を一緒に歌いました。
“ももふらっと”は特に重度の障がい者の方が送迎バスで遠くの施設と自宅の行き来だけで、地域との接点がないということから、地域との交流の場をつくろうと生まれました。障がい当事者やその家族同士が集まれる場を地域の方々と一緒に企画するというのは意外とないかもしれません。企画を計画・実行した実行委員会メンバーも様々のようで、そこにこの企画の意義を感じました。日頃からお互いを理解し合い、障がいがあってもなくても、ひとり一人が大切され、豊かな日常が送れるような地域づくりを意識的に行っていくことはとても重要だと思います。どの地域でもこのような取組みが広がっていくことを願ってやみません。
私もとても楽しませていただきました。