善福寺川発見!

9月27日(日)、曇り空の下でしたが「善福寺川発見!」というイベントに参加しました。いつもは上から見るだけの川に入れるということで、たくさんの子どもたちが腰まで濡れながらザリガニとりに夢中になっていました。私も水辺に近寄ってみると、卵を持っているザリガニだよって教えてくれる子どもたちがいて、その意気揚々としたキラキラした表情が印象的でした。

 カマキリのお腹から寄生虫を発見した子どももいて、生き物の専門家から「それは寄生虫のついた昆虫をカマキリが食べたからだよ」という説明を一生懸命に聞いていました。思わず私も「へ~~」。善福寺川の保全や環境教育を推進しているNPOの方々のパネル展示などもあり、杉並の自然に関心を持つきっかけになるとても良い企画でした。

 小学生の学習ノートの表紙から昆虫の写真が消えたことを思い出しました。リアルな自然体験を子どもの時にどれだけできるか、そんな貴重な場や時間を子どもたちから奪ってはいけないと思います。洪水対策である善福寺川整備工事のために、この「善福寺川発見」は来年からは和田堀公園ではできなくなると聞き、なおさらそう思います。14年続いてきたこのイベントが和田堀に代わるよい場所が見つかり、継続できるとよいと思います。

 和田堀に限らず、神通橋と西田橋の間も調整池の工事で川沿いの遊歩道が通れなくなっていますが、「治水」と「親水」が両立できる善福寺川整備になるといいと願います。私にとっても善福寺川や善福寺公園は子育てのよき遊び場としていつも暮らしの中に存在していましたから気になります。