震災救援所訓練のあり方にもっと工夫を!

今年も地元の震災救援所訓練に参加してきました。毎年、12月の第1週土曜日となっているようですが、一般の地域住民の参加が今年も少ないのが残念。いつも思うのは広報が足りないのではないかということ。私も広報すぎなみで知るのですが、見落としたのか町会の回覧板などで回って来たという記憶がありません。震災救援所運営委員会のメンバーが色々と企画準備をして来られたと思うのですが、肝心の参加者が少ないのでは本来の目的が達成できないのではと不安になります。今年の決算特別委員会でも震災救援所訓練のあり方の見直しを提案していますが、区のフォローが足りないのではないかと感じます。

        AEDを使って心臓マッサージをする訓練

一方で、小学生たちは土曜日の授業を早めに切り上げ、この訓練に参加しています。PTAのお母さん方もAED(自動体外式除細動器)の体験や防災倉庫、起震車など町会ごとに案内をして下さったり、防災食1000人分をパック詰めし、小学生ほか参加者に配る役割を担っていました。

実際に震災が起こったら救援所として学校はどんな状態になるのか、そういうことを体験させてもらえたらと思います。それが無理なら、実際の被災地での救援所の様子やマニュアルではこうすることになってますみたいなことがわかるパネル展示をするとか。

また、訓練ではどんなことが行われるのか地域ごとに違うため町会の回覧板や掲示板を活用して訓練の内容が詳しくわかる独自のチラシを作るとか、当日はパトロールの車をつかって、訓練への参加を呼びかけて回るのも参加者を増やすのに有効ではないでしょうか。運営の方々の負担を増やさず、参加者も巻き込んだ訓練のあり方、工夫が課題だと感じました。一部の方々の負担に頼るのではなく、地域住民一人ひとりの問題として、いざという時の救援所はどうでありたいかという議論ができる場ができないか模索していきたいと思います。