区立保育園の民営化は丁寧かつ慎重に! 区議会報告③

区議会予算特別委員会で質問に立つ 3/5

保健福祉委員会で議論の時間を割いたもう一つは区立杉並保育園の民営化に伴う条例改正でした。民営化が明らかになった一年前当時、民営化に反対する陳情が保護者から出されました。

私たちが所属する会派いのち・平和クラブでは多くの民間の認可保育所の開設を前に、保育の質の担保にもっとも影響する保育士の確保は大丈夫かとか、これまでの運営がきちんと引き継がれるのかなどの不安もあったため、2017年4月に新規開設する民間の認可保育所が問題なくスタートできたことを確認するまでは区立保育園の民営化の是非の判断ができなかったことから、陳情の継続審査を求めました。しかし、継続審査が否決されたため、採決には参加しなかった経緯がありました。そのため、その後の新規開設園の運営状況や杉並保育園の保護者の状況について区に質しました。保護者への説明会の様子や保護者も参加のもともたれた選定委員会の状況、経験豊富な運営事業者が選定されたこと、それらを通して保護者の一定の理解もすすんだことが確認できたことから、杉並保育園の民営化に賛成しました。

今後、事業者と区でつくる移行計画に基づいた引き継ぎとなる合同保育が今年12月から2019年3月にかけて行われることになりますが、民営化しても保育の質に変わりはないと保護者が実感できるよう丁寧かつ子どもへの配慮を最優先にした引き継ぎを求めました。