体験型防災訓練“サバイバルキャンプ”で防災意識を高めよう!②

2016年3月20日 10時04分 | カテゴリー: 活動報告

サバイバルキャップでマンホールトイレに座ってみる 1/30桃井はらっぱ公園

サバイバルキャップでマンホールトイレに座ってみる 1/30桃井はらっぱ公園

公園のセンター長と話した中で新たな発見もありました。かまどベンチやスツールの第一義的な目的は負傷者の手当てのために大量に湯を沸かしタオルを消毒することにあるとのこと。食事のために使うのは最後の方だと。「かまど」というので、つい炊き出しをイメージしてしまいますが、そうではないことを知りました。

また、高齢者や障がい者の施設では入所者とスタッフの人数の割合からして、2階の人が取り残されてしまったという神戸での経験から、近隣の高校や大学と連携ができないかということ。東日本大震災でも高齢者施設から高校生がお年寄りを背負って避難させたという報道があったと思い出しました。また、発災当初は動ける大人は地域のけが人救助や行方不明者捜索のために出払うため、震災救援所は高齢者や障がい者、子どもなど弱者ばかりとなり、実際に救援所運営は高校生が行ったという話も聞きました。そこで、改めて東京都の高校生の防災教育について調べてみたところ、東京都教育委員会は「都立高校改革推進計画 第一次実施計画」において災害発生時、自分の命を守り、身近な人を助け、さらに避難所の運営など地域に貢献できる人間を育てるため、平成24年度から都立高校において防災教育に係る事業を推進しているとありました。一泊二日の宿泊防災訓練や防災教育の推進が行われており、平成26年度以降全都立高校において地域で救援活動ができる人材を育成するという目標が掲げられています。実態がどうなっているのかさらに調べてみなければと思います。

いつ来てもおかしくない大震災に備えて、あらゆる場面で防災・減災をすすめておく、そのために身近な地域でそれぞれの地域特性に合った防災計画をつくっておくことが必要です。すでに、地域できちんと体制ができているところもあるようなので、その良い具体的な事例を区全体で共有し、どこでもそのような取り組みができるようにしていくことが急がれます。毎年行われている震災救援所訓練のあり方も改める必要もあるかもしれません。どう改めるべきか、今後研究をしていきたいと思います。

*都立和田掘公園は「大規模救出救助活動拠点」に指定されている。マンホール型トイレ4カ所103穴、災害用トイレ(常設)3か所3穴、かまどベンチ17基、災害救援自動販売機(災害時に飲料を無償提供する機能が備わった自動販売機)4カ所、AED1台

*善福寺川緑地は防災上重要な役割をもつ公園に位置付けられている。災害用トイレ(常設)1カ所5穴、かまどベンチ25基、災害救援自動販売機4カ所、AED1台

*桃井原っぱ公園は区立防災公園 マンホール型トイレ2カ所70穴、かまどスツール

*柏の宮公園、三井の森公園、西荻窪平和児童遊園にもかまどベンチがあります