おせっかいって大事! 子どもの貧困問題への取り組みが広がっています

14日、私の古巣であるインクルーシブ事業連合が主催したフォーラム「地域を変える 子どもが変わる 未来が変わる!~子ども食堂・学習支援の取り組み事例と私たちにできること~」に参加してきました。今や全国区で話題となっている子ども食堂や学習支援を精力的に推進してきたNPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワークの理事長・栗林知絵子さんのお話を聞きました。高校生と大学生の息子さんを持つふつうのお母さんです。

 初めて栗林さんにお会いしたのは、数年前にインクルーシブ事業連合を立ち上げるに当たり、その説明に豊島区に行った時でした。栗林さんは既に10年近くプレイパークをやっていましたが、その活動を通して豊島区池袋あたりは外国籍の子どもやシングル家庭が多く、子どもの貧困による状況が見えてきたので、そういう子どもたちも平等に学ぶ権利を保障するために何かできないかと考えたそうです。

 それから数年、その思いを着実に実現して、それを一般化して全国的に広げる活動に発展させている。普通のお母さんだけどすべての子どもの成長を見守っていく温かいまなざしを持ったすごい人だと感動しました。フードセイフティネットのフォーラムでも栗林さんにお目にかかりました。あちこちから引っ張りだこなのでしょう。彼女のリアルな体験に基づくお話は説得力があって、子どもの貧困問題に何かできないかと思う人の心に火をつけます。今日の参加者は約140人。きっとほとんどの人が何かしたいと思って栗林さんのお話を聞いて帰ったに違いありません。(つづく)